【買取情報】『復刻 赤い鳥の本』(神奈川県横浜市より)

書籍
復刻 赤い鳥の本 全15巻・別冊解説付、「赤い鳥」童謡全8集、付録・雑誌「赤い鳥」創刊号 ほるぷ出版 昭和52年3月1日発行

本日は神奈川県横浜市で『復刻 赤い鳥の本』を買取しました。

復刻 赤い鳥の本 全15巻・別冊解説付、「赤い鳥」童謡全8集、付録・雑誌「赤い鳥」創刊号
ほるぷ出版 昭和52年3月1日発行

大正7年(1918年)創刊された「赤い鳥」。ちょうど今年創刊100年です。
「赤い鳥」とは児童向けにつくられた隔月刊の読み物誌で、童話や童謡詩、読者からの投稿などを掲載する本でした。
小説家鈴木三重吉が長女の誕生をきっかけに子供たちに良質な読み物を届けたいと出版を始めました。鈴木三重吉が記した「創刊に際してのプリント」を読むと会員になった人へ直送するという形をとっていたようです。

ようこそ 鈴木三重吉と「赤い鳥」の世界へ
鈴木三重吉と「赤い鳥」の世界へについての...

この「赤い鳥」を昭和52年に復刻したのが今回買取をさせていただいたものになります。

この商品は化粧箱入りで箱の装丁はいわさきちひろです。

15冊の童話、解説本、赤い鳥創刊号(第一巻第一號)、童謡集8冊

15冊の童話は以下の作品です。
「おもちゃの裁判」久保田万太郎
「夢の卵」豊島与志雄
「莓の国」楠山正雄
「木の葉の小判」江口渙
「竜宮の犬」宮原晃一郎
「鸚鵡と時計」西条八十
「石の猿」小山内薫
「ふくろと子供」久保田万太郎
「救護隊」鈴木三重吉
「鳥追船」長田秀雄
「小さな草と太陽」小川未明
「三人兄弟」菊地寛
「古事記物語」上下巻 鈴木三重吉
「帰れる子」宇野浩二

童謡集8冊

「赤い鳥」に掲載された文章の形式で童謡詩というものがあります。童謡というと今では歌われるものという感覚ですが、「赤い鳥」に掲載された時点ではまだ曲はついていません。あとになって曲がつけられ広く知られる事になった作品が多くあります。
西條八十の「かなりや」に成田為三が曲をつけ、後日楽譜が掲載されたところこれが評判となり、メロディのついた童謡が生まれたという経緯があります。
北原白秋の「赤い鳥小鳥」「あわて床屋」「からたちの花」など今でも歌われる作品が多数この時代に生まれています。

童話、物語では芥川龍之介「蜘蛛の糸」、有島武郎「一房の葡萄」、新美南吉「ごん狐」などの他、宇野千代、小川未明、小山内薫、菊池寛、久保田万太郎、久米正雄、島崎藤村、坪田譲治など一流作家が作品を書いています。

赤い鳥創刊号(第一巻第一號)

そしてこちらが赤い鳥創刊号です。この絵もすばらしいです。

作家、作曲家、画家などが連携して子供向けにいいものを作ろうとしていたという事がよくわかる品でした。


電脳遊幻組は、児童書や古本も買取しています。こんなの売れるかなと迷ったら電脳遊幻組にご相談下さい。無料でお見積り査定も行っています。出張買取、宅配買取、持ち込み買取などお客様のご都合にあわせ買取をいたします。

宅配買取・出張買取・持ち込み買取など「買取の手順」はこちらに詳しくご説明してあります。

買取の流れ
電脳遊幻組の商品買取サービスについてご説明します。 送料無料の「宅配買取」ご自宅/現地までお伺いする「出張買取」弊社までお持ち込みいただければ、その場で査定/お支払いの「持ち込み買取」以上3つの買取サービスをご利用いただけます。詳しくはこちらのページでご説明しております。

お問い合わせは
フリーダイヤル☎0120-38-1070
又は下のボタンからメールにてお問い合わせください。
メールフォーム

コメント

  1. […] 【買取情報】『復刻 赤い鳥の本』(神奈川県横浜市より)本日は神奈川県横浜市で『復刻 赤い鳥の本』を買取しました。 大正7年(1918年)創刊された「赤い鳥」。ちょうど今年創刊100年です […]